お知らせ
2025.07.14
林院長は7月29日(火)~8月5日(火)の間不在となります。ご迷惑をおかけいたします。
○獣医がん学会認定医 ○腎泌尿器学会認定医 が在籍しております。
セカンドオピニオン等も受け付けております。お困りの場合はご相談くださいませ。
○傷の小さな「腹腔鏡」による避妊手術は予約が必要となります。
詳しくは腹腔鏡手術についてをご確認くださいませ。


歯科
3歳以上の犬と猫では80%の割合で歯周病が存在すると言われています。当院では小さな病変も検出できる歯科レントゲンをはじめ、歯科用ユニット等を用い、専門性の高い歯科治療を行っております。



内視鏡外科
傷穴が小さく、手術後の痛みも少ないのが特徴です。動物への負担が少なく、より安全で身体にやさしい手術と言えます。当院は腹腔鏡を用いた検査から外科手術まで様々な症例の治療に当たっています。


耳科
当院では耳道や鼓室胞を観察することができるビデオオトスコープ(VOS)を用いた耳科治療を行っております。疾患の原因を明らかにし、検査結果をもとにベストな治療方法を提案いたします。
院長ごあいさつ
ブログ
2025.07.20 子犬を新しくお迎え…でもなんか咳してる??
皆様こんにちは
7月も下旬に入り、本格的な暑さを迎える季節になりました
大切なご家族をはじめ飼い主様も熱中症には十分注意しましょう
さて今回は、子犬さんを新しくお迎えした際に、たまに遭遇する咳の症状について少しお話ししたいと思います
もしかするとその症状…“伝染性気管気管支炎”、通称“ケンネルコフ”と呼ばれる感染症かもしれません
原因となる病原体は一種類ではなく、ウイルスや細菌など呼吸器に症状をもたらす病原体に感染することで発症します(いくつかはワクチンでも予防できます)
一般的にはたくさんの犬が集まるところで感染すると言われていますが、感染経路がわからないこともしばしば
症状は咳以外にも、くしゃみ・鼻水・目やになどの局所的なものからはじまり、進行すると発熱・食欲不振・嘔吐・下痢など全身的なものまで見られることがあります
単なる風邪と認識されることもありますが、子犬は抵抗力が低く、進行し重症化してしまうと命の危険もあるので早めに対処したいですね
病院でしっかり検査をして、その子犬の状態に合った治療をすれば、ちゃんと治せるものなので、もし気になる症状が見られたら、まずは病院を受診しましょう
ココロよしざき動物病院 V
2025.06.23 外耳炎の季節になりました
皆様こんにちは!院長の林です。
季節の変わり目ですがいかがお過ごしでしょうか?
体調を崩しやすいのでお気を付けください。私はいつものように喉を壊しております。
お聞き苦しい声でしたら申し訳ございません。
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その季節ごとに多い病気というのがありまして、
この梅雨の季節に多いのは「外耳炎」なんです。
外来の患者様でも「耳が真っ赤に腫れている」といったようなご相談が多く来られます。
ジメジメして湿っぽく、犬や猫の耳に菌やマラセチア(カビ)による外耳炎が非常に起こりやすいからなんです。
「うちの子最近、耳をよく掻いているなー」そんな風に感じませんか?
一度ご家族の耳の中、のぞいてみてください!
真っ黒だったりしませんか?
その耳、耳鏡(ビデオオトスコープ)で覗いてみると耳ダニが居ることもあります。
(耳ダニです。動いている姿を見るとゾワアアアアってなりますので動画でなく写真の掲載にとどめます)
外耳炎を放置してしまうと耳道の肥厚や狭窄 中耳炎になってしまうと完治が出来ずに後遺症となってしまう場合もあります。
耳道(耳の道)はヒトのそれと違いL字のカーブになっており耳鏡(ビデオオトスコープ)でないと奥が覗けません。
(耳鏡ビデオオトスコープです。各種サイズ取り揃えております)
(麻酔下での治療にも対応しております。)
外耳炎かな?思った場合はまず病院にご相談ください。
ココロよしざき動物病院 院長 林
2025.05.16 犬の目がしょぼつく原因って?
はじめに:目がしょぼしょぼ、気になりませんか?
最近、愛犬が目を細めたり、パチパチさせる様子はありませんか?
片目だけしょぼついていたり、目ヤニや涙が増えていませんか?
こうした症状は、目のトラブルが起きているサインかもしれません。目がしょぼつく主な原因
● 異物やゴミの混入 散歩中の砂や草、まつ毛などが入ると違和感で目を細めます。
●結膜炎・角膜炎
細菌やウイルス感染、アレルギーなどで目の表面に炎症が起きるとしょぼつきます。 目ヤニや充血、涙が増えることも。●ドライアイ(乾性角結膜炎)
涙の量が減って目が乾きやすくなり、しょぼつきや充血、白目が濁る症状も出ます。●眼のケガや傷
ケンカや何かにぶつけて角膜に傷がつくと、強い痛みで目を開けたがらないことも。●逆さまつげ・眼瞼内反症
まつ毛やまぶたが内側に巻き込むことで目を刺激し、しょぼつきや涙が増えます。飼い主さんがチェックしたいポイント
・両目か片目か、どちらがしょぼついている?
・目ヤニや涙の色・量はどうか?
・充血やまぶたの腫れはあるか?
・目をこすったり気にしていないか?
・食欲や元気に変化はないか?こんな時は早めに受診を
・しょぼつきが数日以上続く
・目ヤニや涙が多い、膿のような分泌物が出ている
・目が開かないほど痛そう 白目が赤い
・目の表面に濁りや傷がある
・しきりに目をこすりつけている目の病気は早期治療がとても大切です。
悪化すると視力低下や最悪の場合、失明のリスクもあるため、
気になる場合は早めに動物病院を受診しましょう。まとめ
・目のしょぼつきは軽い異物混入から、重い病気まで原因はさまざまです。
・「様子見で大丈夫かな?」と迷わず、気になるときはすぐご相談ください。
・早期発見・治療で、愛犬の健康な目を守りましょう!Y
2025.04.16 健康診断って大事なの?
皆さん、こんにちは
春になり予防関係の来院が多くなってきました
この時期には毎年、診療の中で健康診断についてもお話ししているのですが
その健康診断の重要性について、今回は3つのポイントを紹介したいと思います
①犬猫は体調不良を自ら伝えられない
診療の際、健康診断の話をさせていただいくと、『元気にしてるし、ご飯もよくたべるから健康診断は必要ないかな…』、『まだ若いし、大丈夫かな…』というようなお声をいただくことがあります
確かに若い時や元気な時に異常が見つかることは少ないとは思いますが、人と違い、犬猫は体調が悪いことを自ら訴えてきたりはしないですし、むしろ本能的にそういう自分の弱った部分を見せないように隠すことの方が多い生き物です
なので体調不良に気がついた時には、病気が進行してしまっていることも珍しくないんですね
そういう状況をより早く見つけてあげるために、健康診断で体の状態を確認することが非常に大切になってきます
②犬猫は人の何倍も速く歳を取る
診療の中で、よく犬猫の年齢を人だと何歳ぐらいかなと例えてお話しすることがありますが、そこからもわかるように、人でいう“1年”は犬猫にとっては“数年“に相当します
体の中の状態もそのスピードでどんどん変化していきますので、ついこの前検査したけど…と思っていても、体の中の状態は当時の状態とは変わってしまってることも多いです
なので、健康で長生きしてもらうためにも、早めに・定期的に健康診断をしてその都度状態を把握・理解してあげましょう
③早期発見・早期治療
どんな病気もそうですが、進行すればするほど、治療の選択肢は狭くなりますし、体の状態も悪くなってしまいます
逆を言えば、早期に発見し早期に治療を開始できれば、病気によっては手術を回避できたり、重症化を未然に防いだりすることも可能性になります
そういった観点からも、健康診断で状態を知る・早い段階で病気を見つけてあげるということがすごく大切になってきます
いかがでしたでしょうか
今回は健康診断の重要性について紹介させていただきました
ただ、あくまで健康診断は任意の検査ですので、絶対しなきゃいけない検査ではありません
飼い主様のご負担にならない程度に進めていけたら良いかと思いますので、どういった検査をしたらいいのか、費用がどれくらいかかるのかなど、気になることがあればお気軽にご相談ください
ココロよしざき動物病院 V
2025.03.25 腹腔鏡手術って何がいいの?
皆様こんにちは。院長の林です。
当院は腹腔鏡手術を始めてから4年目となりました。
手術件数は3桁となり、内視鏡外科学会にも参加し手技もある程度洗練されてきたと思います。
なかでも当院では「腹腔鏡での避妊手術」をよく行います。卵巣と子宮の摘出手術です。
通常の手術は皮膚を大きく切開しますが、腹腔鏡手術は小さな器具を挿入し、画面を見ながら手術を行います。
非常に傷は小さく、術後の痛みは比較にならないくらい軽いです。
「そんなん無くても俺は小さい傷で手術できるで」
とおっしゃるドクターもおられますが(昔の私がそうでした・・・)
最近の報告では
小さい傷で手術すると必然的に卵巣堤索をギーーーーっと牽引する必要があり、それが術中、術後の痛みを起こすと言われています。
また、手術中の事故や問題が起こる理由も「無理に引っ張るから」であることが多いのです。
元気に家に帰って当然の避妊手術において事故があってはいけません!
「痛み」以外にも「安全性」においても優れている腹腔鏡手術
非常におすすめです。
お気軽にご相談ください。
院長 林