お知らせ
2025.08.18
○獣医がん学会認定医 ○腎泌尿器学会認定医 が在籍しております。
セカンドオピニオン等も受け付けております。お困りの場合はご相談くださいませ。
○傷の小さな「腹腔鏡」による避妊手術は予約が必要となります。
詳しくは腹腔鏡手術についてをご確認くださいませ。


歯科
3歳以上の犬と猫では80%の割合で歯周病が存在すると言われています。当院では小さな病変も検出できる歯科レントゲンをはじめ、歯科用ユニット等を用い、専門性の高い歯科治療を行っております。



内視鏡外科
傷穴が小さく、手術後の痛みも少ないのが特徴です。動物への負担が少なく、より安全で身体にやさしい手術と言えます。当院は腹腔鏡を用いた検査から外科手術まで様々な症例の治療に当たっています。


院長ごあいさつ
ブログ
2025.09.20 年に1回のフィラリア予防「プロハート」
みなさまこんにちは
9月は下旬となり、ここ数日は過ごしやすくなってきましたが日中はまだまだ猛暑です!!
熱中症には引き続きご注意ください。
特にパグ・フレブル・チワワなどの短頭種(鼻ペチャ)さんが要注意
咽頭・気道の表面積が少なく、気化熱による熱放散が十分にできないのです。
よくガーガー言う様な場合は咽頭部の検査も有用です。
気道の狭窄があるかもしれません。麻酔は必要ですが、各種カメラ・内視鏡で調べることが可能です。
「ガーガー息がしづらそうだけど・・」といった場合はご相談ください。
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今年も10月よりプロハート注射を行っております。
通常の食べるタイプのお薬とは違い、1回の注射で12か月予防効果が持続します。
・お薬をどうしても食べない
・時々投与を忘れてしまう・・
こういった方にはお勧めです。ぜひご検討ください。
※事前のご予約をお願いいたします。
※10月31日で受付を終了いたします。
2025.08.29 犬が下痢する5つの原因
犬が急に下痢をすると、飼い主さんはとても心配になりますよね。
下痢は「よくある症状」の一つですが、その背景にはさまざまな原因が隠れており、時には命に関わる病気のサインであることもあります。
ここでは、犬が下痢をする主な5つの原因についてご紹介します。1. 食事による影響
最も多い原因は「食べ物」によるものです。
フードの急な切り替え、消化に合わないものを食べた、あるいは人間の食べ物やゴミを誤って口にした場合に、腸が刺激されて下痢を起こすことがあります。特に脂っこい食べ物や普段食べなれていない食べ物などは犬のお腹に負担をかけやすいので要注意です。
ポイント
・人間の食べ物は与えない
・食べてはいけないもの(玉ねぎ、チョコレート、ブドウなど)に注意する2. 感染症(ウイルス・細菌・寄生虫)
下痢の背景には、ウイルスや細菌、寄生虫による感染症が隠れている場合もあります。
子犬で特に注意が必要なのが「パルボウイルス感染症」です。
激しい下痢や嘔吐を伴い、命に関わることもある恐ろしい病気です。
また、クロストリジウムやカンピロバクターといった細菌感染、
トリコモナスやジアルジアなどの寄生虫でも下痢が起こります。ポイント
・ワクチン接種で予防できる病気は必ず予防しておく
・外で拾い食いをさせない
・下痢が長引いたら便検査を受ける3. ストレスや環境の変化
犬も人と同じようにストレスでお腹を壊すことがあります。
引っ越しや旅行、ペットホテルの利用、家族の不在など環境の変化がきっかけになることも少なくありません。一過性の下痢で元気や食欲があれば様子を見てもよいことがありますが、長引く場合は病院での診察が必要です。
4. 消化器疾患
胃や腸そのものに病気がある場合も、下痢は起こります。
腸炎、膵炎、胆嚢の異常、慢性炎症性腸疾患(IBD)などが代表的です。
これらは慢性的に続くことが多く、体重減少や食欲不振、血便を伴うことがあります。特に中高齢の犬では腫瘍性の疾患(がん)が原因となることもあり、軽視はできません。
5. その他の全身性疾患
腎臓や肝臓、ホルモン疾患(副腎や甲状腺の異常)でも下痢が見られることがあります。
一見「お腹の病気」と思いがちですが、全身のバランスが崩れることで腸に影響が出ることも多いのです。
血液検査や超音波検査で原因を突き止めることが必要です。まとめ:下痢が続くときは早めに受診を
下痢は「一時的な食事の問題」のこともありますが、「感染症」や「重い病気」のサインであることもあります。
特に以下の場合は、できるだけ早く動物病院へご相談ください。
①3日以上下痢が続く
②嘔吐や食欲不振を伴う
③元気がない、ぐったりしている
④子犬や高齢犬である
⑤血便が出ている当院では、便検査・血液検査・画像診断を通じて原因を明らかにし、適切な治療を行います。
「ただの下痢」と思わず、早めの受診で愛犬の健康を守ってあげましょう。Y
2025.07.20 子犬を新しくお迎え…でもなんか咳してる??
皆様こんにちは
7月も下旬に入り、本格的な暑さを迎える季節になりました
大切なご家族をはじめ飼い主様も熱中症には十分注意しましょう
さて今回は、子犬さんを新しくお迎えした際に、たまに遭遇する咳の症状について少しお話ししたいと思います
もしかするとその症状…“伝染性気管気管支炎”、通称“ケンネルコフ”と呼ばれる感染症かもしれません
原因となる病原体は一種類ではなく、ウイルスや細菌など呼吸器に症状をもたらす病原体に感染することで発症します(いくつかはワクチンでも予防できます)
一般的にはたくさんの犬が集まるところで感染すると言われていますが、感染経路がわからないこともしばしば
症状は咳以外にも、くしゃみ・鼻水・目やになどの局所的なものからはじまり、進行すると発熱・食欲不振・嘔吐・下痢など全身的なものまで見られることがあります
単なる風邪と認識されることもありますが、子犬は抵抗力が低く、進行し重症化してしまうと命の危険もあるので早めに対処したいですね
病院でしっかり検査をして、その子犬の状態に合った治療をすれば、ちゃんと治せるものなので、もし気になる症状が見られたら、まずは病院を受診しましょう
ココロよしざき動物病院 V
2025.06.23 外耳炎の季節になりました
皆様こんにちは!院長の林です。
季節の変わり目ですがいかがお過ごしでしょうか?
体調を崩しやすいのでお気を付けください。私はいつものように喉を壊しております。
お聞き苦しい声でしたら申し訳ございません。
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その季節ごとに多い病気というのがありまして、
この梅雨の季節に多いのは「外耳炎」なんです。
外来の患者様でも「耳が真っ赤に腫れている」といったようなご相談が多く来られます。
ジメジメして湿っぽく、犬や猫の耳に菌やマラセチア(カビ)による外耳炎が非常に起こりやすいからなんです。
「うちの子最近、耳をよく掻いているなー」そんな風に感じませんか?
一度ご家族の耳の中、のぞいてみてください!
真っ黒だったりしませんか?
その耳、耳鏡(ビデオオトスコープ)で覗いてみると耳ダニが居ることもあります。
(耳ダニです。動いている姿を見るとゾワアアアアってなりますので動画でなく写真の掲載にとどめます)
外耳炎を放置してしまうと耳道の肥厚や狭窄 中耳炎になってしまうと完治が出来ずに後遺症となってしまう場合もあります。
耳道(耳の道)はヒトのそれと違いL字のカーブになっており耳鏡(ビデオオトスコープ)でないと奥が覗けません。
(耳鏡ビデオオトスコープです。各種サイズ取り揃えております)
(麻酔下での治療にも対応しております。)
外耳炎かな?思った場合はまず病院にご相談ください。
ココロよしざき動物病院 院長 林
2025.05.16 犬の目がしょぼつく原因って?
はじめに:目がしょぼしょぼ、気になりませんか?
最近、愛犬が目を細めたり、パチパチさせる様子はありませんか?
片目だけしょぼついていたり、目ヤニや涙が増えていませんか?
こうした症状は、目のトラブルが起きているサインかもしれません。目がしょぼつく主な原因
● 異物やゴミの混入 散歩中の砂や草、まつ毛などが入ると違和感で目を細めます。
●結膜炎・角膜炎
細菌やウイルス感染、アレルギーなどで目の表面に炎症が起きるとしょぼつきます。 目ヤニや充血、涙が増えることも。●ドライアイ(乾性角結膜炎)
涙の量が減って目が乾きやすくなり、しょぼつきや充血、白目が濁る症状も出ます。●眼のケガや傷
ケンカや何かにぶつけて角膜に傷がつくと、強い痛みで目を開けたがらないことも。●逆さまつげ・眼瞼内反症
まつ毛やまぶたが内側に巻き込むことで目を刺激し、しょぼつきや涙が増えます。飼い主さんがチェックしたいポイント
・両目か片目か、どちらがしょぼついている?
・目ヤニや涙の色・量はどうか?
・充血やまぶたの腫れはあるか?
・目をこすったり気にしていないか?
・食欲や元気に変化はないか?こんな時は早めに受診を
・しょぼつきが数日以上続く
・目ヤニや涙が多い、膿のような分泌物が出ている
・目が開かないほど痛そう 白目が赤い
・目の表面に濁りや傷がある
・しきりに目をこすりつけている目の病気は早期治療がとても大切です。
悪化すると視力低下や最悪の場合、失明のリスクもあるため、
気になる場合は早めに動物病院を受診しましょう。まとめ
・目のしょぼつきは軽い異物混入から、重い病気まで原因はさまざまです。
・「様子見で大丈夫かな?」と迷わず、気になるときはすぐご相談ください。
・早期発見・治療で、愛犬の健康な目を守りましょう!Y