お知らせ

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     ○年末年始のお知らせ

    フードやお薬のご注文はお早めにお願いいたします。年末年始

    急患の方はミネルバ動物病院(AMのみ・要電話予約)兵庫ペット医療センター(予約不可)がご利用いただけます。変更されている場合がございます。事前にご確認くださいませ。

    獣医がん学会認定医  ○腎泌尿器学会認定医  が在籍しております。

    セカンドオピニオン等も受け付けております。お困りの場合はご相談くださいませ。

    ○傷の小さな「腹腔鏡」による避妊手術は予約が必要となります。

    詳しくは腹腔鏡手術についてをご確認くださいませ。ラパロTOPPAGE

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ココロよしざき動物病院は『こころ』を込めた診療を行います。
歯科

歯科

3歳以上の犬と猫では80%の割合で歯周病が存在すると言われています。当院では小さな病変も検出できる歯科レントゲンをはじめ、歯科用ユニット等を用い、専門性の高い歯科治療を行っております。

歯科について

腫瘍科

当院には腫瘍認定医が在籍しており、専門医と連携することできめ細かなサポートをすることが可能な体制を整えております。

腫瘍科について

外科

外科

医療設備と技術を備え、多くの外科手術を行っております。ヨーロッパ外科認定医と連携することで根拠に基づいた最善の手術を提供しております。

外科について

内視鏡外科

内視鏡外科

傷穴が小さく、手術後の痛みも少ないのが特徴です。動物への負担が少なく、より安全で身体にやさしい手術と言えます。当院は腹腔鏡を用いた検査から外科手術まで様々な症例の治療に当たっています。

腹腔鏡について

循環器科

循環器科

弁膜症や心筋症、先天性心疾患など様々な心疾患に治療経験のある獣医師が対応いたします。僧帽弁形成術などの外科手術が必要な症例は循環器専門医を紹介いたします。

循環器科について

耳科

耳科

当院では耳道や鼓室胞を観察することができるビデオオトスコープ(VOS)を用いた耳科治療を行っております。疾患の原因を明らかにし、検査結果をもとにベストな治療方法を提案いたします。

耳科について

院長ごあいさつ

宝塚市にある当院では、心、気持ちを持って、インフォームドコンセントに基づき、一次診療から高度医療までよりよい治療が提供できるよう、各分野の専門医と連携を取り合いながら診療を行っています。獣医療は人医とおなじく日進月歩で進化しています。 さらに上を目指した最新の医療を提供できるよう各学会や研究会にも積極的に参加して、日々の診療に反映させております。特に外科、整形外科、口腔外科、循環器内科には力をいれており、他院様からの紹介にて来院される方も多くおられます。

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  •   犬の乳腺腫瘍|原因・症状・予防・当院の治療方針まで

    1. はじめに
    犬の乳腺腫瘍は、犬に最も多い腫瘍のひとつです。
    特に中高齢の女の子でよくみられ、早期発見・早期治療がとても重要です。
    また、乳腺腫瘍は避妊手術のタイミングによって発生率が大きく変わることが知られてい
    ます。
    当院では、乳腺腫瘍の予防にも効果的な腹腔鏡手術による低侵襲な避妊手術にも対応して
    います。

    2. 犬の乳腺腫瘍とは?
    乳腺にできる腫瘍の総称で、
    ・良性:約50%
    ・悪性:約50%
    と、半分近くが悪性(がん)であることが特徴です。
    悪性腫瘍は周囲組織へ浸潤したり、肺やリンパ節へ転移することもあります。
    6〜12歳の中高齢に多いですが、若い子でも発生することがあります。

    3. どんな症状が出る?
    ● 初期症状
    ・乳腺のしこり(米粒〜ピンポン玉大)
    ・単発・多発いずれもあり
    ・痛みはほとんどなし

    ● 進行すると
    ・しこりの増大
    ・表面が赤くなる、破れて出血する
    ・炎症による痛み
    ・脇やそけい部のリンパ節が腫れる
    ・肺転移による咳

    「しこり」は飼い主さんが最も気づきやすいサインです。
    月に1回はお腹をやさしく触り、しこりがないかチェックすることをお勧めしています。

    4. 乳腺腫瘍の原因
    最大のリスク因子は、発情に伴うホルモン変動です。
    避妊手術を行った時期により、乳腺腫瘍の発生率は大きく変わります。
    ● 避妊手術と乳腺腫瘍の発生率
    ・初回発情前:0.5%
    ・1回発情後:8%
    ・2回発情後:26%
    発情回数が増えるほどリスクは急増します。
    特に初回発情前の避妊手術は、強力な予防効果があります。
    遅くても2回目の発情を迎える前(生後1歳前後)には避妊手術を行うことをお勧めします。

    5. 予防方法
    ① 若い時期の避妊手術
    乳腺腫瘍の予防には、避妊手術が最も効果的です。
    特に初回発情前に手術を行うことで、十分な予防効果が期待できます。
    避妊手術と聞くと、
    ・手術が痛そうでかわいそう
    ・うちの子は寂しがりなので入院が心配
    ・全身麻酔が不安
    というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

    当院では、痛みが少なく回復が早い腹腔鏡手術での避妊手術が可能です。
    従来の開腹手術に比べて
    ・傷が小さい
    ・術後の痛みが少ない
    ・回復が早い
    といったメリットがあります。
    これらの利点から、腹腔鏡手術では日帰りでの手術も可能です。
    (術後の状態によっては一泊入院することがあります。)

    ※詳しくは「腹腔鏡手術について」をご覧ください。

    ② 飼い主さまによる乳腺チェック
    自宅でも以下を意識することで、早期発見につながります。
    ・月1回、乳腺(胸〜お腹側)をやさしく触る
    ・気になるしこりがあれば大きさを記録
    ・少しでも不安があれば受診

    乳腺腫瘍にはステージ分類(進行度)があり、その基準の一つが“腫瘍の大きさ”です。
    しこりが大きくなるほどステージが進み、生存期間が短くなる傾向があります。
    裏を返せば、
    小さいうちに発見し、早期に摘出することで完治が十分に見込める腫瘍でもあります。
    避妊をしていないわんちゃんでは特に、定期的な乳腺チェックが重要です。

    6. 乳腺腫瘍と診断された場合の流れ
    ①診察・触診
    腫瘍の位置・数・大きさを確認します。
    ②細胞診
    しこりに針を刺し、細胞の形を調べて乳腺腫瘍かどうかを判断します。
    ③レントゲン・超音波検査
    肺やリンパ節への遠隔転移の有無を確認します。
    ④治療
    治療の第一選択は外科手術です。
    腫瘍の位置・大きさによって、
    ・単一腫瘍切除
    ・領域切除
    ・片側乳腺全切除
    など、適切な方法を選択します。
    場合によっては、術後に化学療法(抗炎症薬、分子標的薬、抗がん剤)を行うこともあります。

    7. まとめ
    ・犬の乳腺腫瘍は非常に多い腫瘍
    ・早期発見と若い時期の避妊手術が重要
    ・初回発情前の避妊で発生率は 0.5% に低下
    ・「しこりに気づいたらすぐ受診」が大切
    ・当院では腹腔鏡を用いた痛みの少ない避妊手術が可能
    気になることがあれば、いつでもお気軽にご来院の上、ご相談ください。

    Y

  •   無症状でも、いるかもしれない…!

    みなさま、こんにちは

     

    大阪万博も終わり、気候も過ごしやすく…というよりむしろ肌寒くなってきましたね

     

    今回は子犬や子猫でたまに見られる寄生虫のお話を少ししたいと思います

     

    腸トリコモナス

     

    人では“膣トリコモナス”というものがあり、同じトリコモナスという病名ですが、その原因となる寄生虫とは似て非なるものです(なので腸トリコモナスが人に感染することはないとされています)

     

    あまり多く見られる寄生虫ではないですが、文字通り腸に寄生する原虫といわれる類の寄生虫でして、子犬や子猫でペットショップにいた頃からお腹の調子が良くなかったり、あるいはご自宅にお迎えされてからお腹の調子が良くなかったりするような場合に見つかることがあります

    しかし、なかには全く症状なく固形の便をしてる子犬や子猫でも見つかることがあり、それを知らずにいると多頭飼育の場合、ほかの子に感染するおそれもあるので注意が必要です

     

    診断方法としては便検査(便を採取し顕微鏡で確認)するのが一般的ですが、実際に顕微鏡での検査では見つけられないケースもあり、疑わしいけど見つけられない場合にはPCR検査(外部の検査機関に依頼)することで診断することもあります

     

    IMG_8832

     

     

    画像は無症状の子猫から検出されたものです(赤丸していないところにもたくさんのトリコモナスが見られます)

     

    治療は基本内服での治療で、有効的な反応であれば5~7日ほどで症状の改善が見込まれます

     

    長期感染化すると症状がなくとも発育障害などがみられることもあるので、確実に治療することが大事です

     

    子犬や子猫を新しくお迎えされた際には、お腹の調子が悪くなくとも、便検査もするようにしましょう

     

     

    ココロよしざき動物病院 V

  •   年に1回のフィラリア予防「プロハート」

    みなさまこんにちは

    9月は下旬となり、ここ数日は過ごしやすくなってきましたが日中はまだまだ猛暑です!!

    熱中症には引き続きご注意ください。

    特にパグ・フレブル・チワワなどの短頭種(鼻ペチャ)さんが要注意

    咽頭・気道の表面積が少なく、気化熱による熱放散が十分にできないのです。S__23158786

    よくガーガー言う様な場合は咽頭部の検査も有用です。

    S__23158788

     気道の狭窄があるかもしれません。麻酔は必要ですが、各種カメラ・内視鏡で調べることが可能です。

    「ガーガー息がしづらそうだけど・・」といった場合はご相談ください。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    今年も10月よりプロハート注射を行っております。

    スライド2

    通常の食べるタイプのお薬とは違い、1回の注射で12か月予防効果が持続します。

    ・お薬をどうしても食べない

    ・時々投与を忘れてしまう・・

    こういった方にはお勧めです。ぜひご検討ください。

     

    ※事前のご予約をお願いいたします。

    ※10月31日で受付を終了いたします。

  •   犬が下痢する5つの原因

    犬が急に下痢をすると、飼い主さんはとても心配になりますよね。

    下痢は「よくある症状」の一つですが、その背景にはさまざまな原因が隠れており、時には命に関わる病気のサインであることもあります。
    ここでは、犬が下痢をする主な5つの原因についてご紹介します。

    1. 食事による影響

    最も多い原因は「食べ物」によるものです。
    フードの急な切り替え、消化に合わないものを食べた、あるいは人間の食べ物やゴミを誤って口にした場合に、腸が刺激されて下痢を起こすことがあります。

    特に脂っこい食べ物や普段食べなれていない食べ物などは犬のお腹に負担をかけやすいので要注意です。

    ポイント
    ・人間の食べ物は与えない
    ・食べてはいけないもの(玉ねぎ、チョコレート、ブドウなど)に注意する

    2. 感染症(ウイルス・細菌・寄生虫)

    下痢の背景には、ウイルスや細菌、寄生虫による感染症が隠れている場合もあります。

    子犬で特に注意が必要なのが「パルボウイルス感染症」です。
    激しい下痢や嘔吐を伴い、命に関わることもある恐ろしい病気です。
    また、クロストリジウムやカンピロバクターといった細菌感染、
    トリコモナスやジアルジアなどの寄生虫でも下痢が起こります。

    ポイント
    ・ワクチン接種で予防できる病気は必ず予防しておく
    ・外で拾い食いをさせない
    ・下痢が長引いたら便検査を受ける

    3. ストレスや環境の変化

    犬も人と同じようにストレスでお腹を壊すことがあります。
    引っ越しや旅行、ペットホテルの利用、家族の不在など環境の変化がきっかけになることも少なくありません。

    一過性の下痢で元気や食欲があれば様子を見てもよいことがありますが、長引く場合は病院での診察が必要です。

    4. 消化器疾患

    胃や腸そのものに病気がある場合も、下痢は起こります。
    腸炎、膵炎、胆嚢の異常、慢性炎症性腸疾患(IBD)などが代表的です。
    これらは慢性的に続くことが多く、体重減少や食欲不振、血便を伴うことがあります。

    特に中高齢の犬では腫瘍性の疾患(がん)が原因となることもあり、軽視はできません。

    5. その他の全身性疾患

    腎臓や肝臓、ホルモン疾患(副腎や甲状腺の異常)でも下痢が見られることがあります。
    一見「お腹の病気」と思いがちですが、全身のバランスが崩れることで腸に影響が出ることも多いのです。
    血液検査や超音波検査で原因を突き止めることが必要です。

    まとめ:下痢が続くときは早めに受診を

    下痢は「一時的な食事の問題」のこともありますが、「感染症」や「重い病気」のサインであることもあります。

    特に以下の場合は、できるだけ早く動物病院へご相談ください。

    ①3日以上下痢が続く
    ②嘔吐や食欲不振を伴う
    ③元気がない、ぐったりしている
    ④子犬や高齢犬である
    ⑤血便が出ている

    当院では、便検査・血液検査・画像診断を通じて原因を明らかにし、適切な治療を行います。
    「ただの下痢」と思わず、早めの受診で愛犬の健康を守ってあげましょう。

    Y

  •   子犬を新しくお迎え…でもなんか咳してる??

    皆様こんにちは

    7月も下旬に入り、本格的な暑さを迎える季節になりました

    大切なご家族をはじめ飼い主様も熱中症には十分注意しましょう

     

    さて今回は、子犬さんを新しくお迎えした際に、たまに遭遇する咳の症状について少しお話ししたいと思います

    もしかするとその症状…“伝染性気管気管支炎”、通称“ケンネルコフ”と呼ばれる感染症かもしれません

    原因となる病原体は一種類ではなく、ウイルスや細菌など呼吸器に症状をもたらす病原体に感染することで発症します(いくつかはワクチンでも予防できます)

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    一般的にはたくさんの犬が集まるところで感染すると言われていますが、感染経路がわからないこともしばしば

    症状は咳以外にも、くしゃみ・鼻水・目やになどの局所的なものからはじまり、進行すると発熱・食欲不振・嘔吐・下痢など全身的なものまで見られることがあります

    単なる風邪と認識されることもありますが、子犬は抵抗力が低く、進行し重症化してしまうと命の危険もあるので早めに対処したいですね

    病院でしっかり検査をして、その子犬の状態に合った治療をすれば、ちゃんと治せるものなので、もし気になる症状が見られたら、まずは病院を受診しましょう

     

    ココロよしざき動物病院 V

0797-77-5544